クールビズ
20180510
GW明けに会社に行くと違和感を感じた。
この日は目にやけに「白」という色が飛び込んでくる。
GW前には「黒」がメインだったにもかかわらずだ。
ラジオ体操をしている時にその理由に気づいた。
今日はジャケットを着ている人がほとんどいない。ネクタイも。
そうか、今日からクールビズか。
クールビズが始まってからは「合法的に」ノーネクタイノージャケットで仕事が出来る。
そんな馬鹿げた決まりが日本にある。
そんなもんだから、皆が一斉にノーネクタイ、ノージャケットで仕事をし始めたのだ。
しかしこの日はGWとは対照的に肌寒い気温だった。勿論僕はジャケットを羽織って出社した。
翌日になると、気温はもっと下がった。
しかしネクタイをする者はおろか、ジャケットを羽織る者すらいない。
「決まりを作らないと日本人は動けない。
決まりを作るとそれにしか従わない。」
そう聞いたことがある。まさにそれを体現したようだった。
「クールビズだから寒いけど、ノーネクタイノージャケットで出社」
そんなルールを決まりだと思い込んで、自分の意思で考えないような大人達と働いていると思うと馬鹿らしくなった。